※本記事は、株式会社リミックスポイント 代表取締役社長CEO・高橋由彦氏、同社取締役 兼 デジタルアセットマネジメント事業部長・原田浩志氏による対談動画の内容を、DEEPPOINT編集部が文字起こし・再構成したものです。情報・発言内容は動画収録時点のものです。
公認会計士としての知見と、バイナンス上場請負人としての実績を併せ持つ原田浩志氏が、リミックスポイントに参画しました。本記事では、同氏が語る「独自の暗号資産発行」というビジョンと、デジタルアセットを通じた企業価値向上の戦略を紐解いていきます。規制をクリアしながら新たな市場を切り拓く、同社の挑戦の第一歩をご覧ください。
バイナンスに2つ上場させた男。原田浩志の経歴
今回リミックスポイントにおいて新しくデジタルアセットマネジメントを担当する取締役の候補としてご指名をいただいたことについて、大変光栄に思っております。今日は簡単に私がこれまでどんなことをしてきたのかということをご紹介すると共に、まだ詳細な部分についてはもちろんここではお伝えできないこともあるんですけど、こんなことをやっていきたいなということを簡単にご紹介できればと思っております。よろしくお願いします。


ありがとうございます。原田さんは、実は今年の2月に当社と顧問契約を結んで、そして4月に社員となっていただきましたが、実を言うとお付き合いはもっと古いですものね。
そうですね。実際私は2018年頃からジャスミーのプロジェクトに参画して、ジャスミーのプロジェクトを通じて当時リミックスポイントの連結子会社であったビットポイントジャパンを通じてジャスミーを上場する時の事業責任者として、ずっといわゆる上場を審査する側と審査を受ける側という立場で、事業に長く携わってきておりました。その中で、リミックスポイントグループがどんなことを新しくチャレンジしようとしているのかというようなものを、僕らは同じく日本で初めての暗号資産を上場するというところを目指していたわけですけれども、その中で多く共感するようなものがあったりとか、中の文化、特にチャレンジを恐れずに、新しいことにチャレンジするような文化とか、そういうものについて非常に多く共感と感銘を受けていたところですので、今回こういう形で参加をいただけるようなオファーを頂戴できたことはすごく嬉しく思っております。


ありがとうございます。今言った通り原田さんとは2018年か19年ぐらいの時からもお付き合いが始まっていて、実を言うと原田さんって日本では本当に珍しくて、当時ビットポイントジャパンに上場させたジャスミーは日本人の暗号資産としては一応第2番目というところです。であとその前にもバイナンスにも上場直後ですね、実は。
その直前に、米国コインベース、具体的に申し上げると2021年の10月の2週目だったと思いますが、コインベースという、日本のプロジェクトとしてはどこも上場したことがない、素晴らしい規制のもとで成長されている取引所に上場をいただき、その1週間か2週間後にビットポイントジャパンの方で上場をいただいたと。さらにですね、そのおそらく10日後ぐらいに世界で一番大きい暗号資産取引所のバイナンスというところに上場をすることができて、その結果、多くの人にジャスミーというプロジェクトを知っていただける機会になったかなと思ってます。


ありがとうございます。このように原田さんは実を言うと大変日本人の中では稀なご経歴で、バイナンスに2つ上場させた人は多分原田さんだけですね、暗号資産で。
そうですね。その2つ目のプロジェクトのお話をさせていただくと、2023年にジャスミーからいわゆるインキュベーションという表現を使ってるんですけども、同じプロダクトを使ってよりリソース、いわゆるインフラGPUを分割してみんなでシェアできるプラットフォームを作るというコンセプトのもとで、ジャスミーからスピンアウトしたプロジェクトが、ジャンクションというプロジェクトがあるんですけど。そのプロジェクトが昨年の11月に、いわゆるバイナンスのローンチパッド、いわゆるそこで多くの人に投資をしていただく場所を提供するというような機能を使いまして、2つ目の暗号資産の上場、及び世界中での取引が可能な環境を作ったというところで、今2つの暗号資産のプロジェクトを任されているというような形になっております。

公認会計士から暗号資産業界へ

ありがとうございます。あと原田さんのご経歴の中で、会計士じゃないですか。この辺りも少し皆さんにご説明していただけると。
そうですね。私は2008年に大学を卒業した後に公認会計士試験に合格をし、すぐその翌月には有限責任あずさ監査法人という、グローバルで言うとKPMGのグループに入社をし、当時は国内監査の事業で途中から事業部の変更があり、いわゆるIPO上場準備をする企業をサポートするような部署に行きまして、とはいえ大きいプロジェクトを担当しておりました。その中で多くの経験を積ませていただき、IPOの支援を順調にできていたんですけれども、当時の市況ですね、あまりIPOの市況がそんなに良くない時代だったので、実際例えば僕が担当してた会社ではIPOによる資金調達額よりも直前に借り入れを起こした方が多くの金額を調達できたというような形になってきた時期でもあったので、当時いわゆる2016年前後のICOと呼ばれる、暗号資産当時の仮想通貨を使った資金調達というものにすごく面白いなと興味を持ちまして。その時にジャスミーのチームからお誘いをいただいて、そこについてちょっと深掘りをしてみようかなと思ったのがこの業界に入るきっかけです。あずさ監査法人を卒業後は個人の会計事務所として、暗号資産というものに軸を置きつつ、いくつかの中小企業だったり地元企業だったり、スタートアップさんの支援を通じて、実際ビジネスの中でどんなことをやってるのかというようなことをサポートさせていただきながら、本日に至っているというような状況でございます。

最大の挑戦「独自暗号資産の発行と上場」

ありがとうございます。じゃあ、原田さん、リミックスポイントに入られて何をしたいのか夢を熱く語っていただければ。
まず僕がリミックスポイントの社風として外から入り、その前にジャスミーというところの上場を通じて外から長く感じていたリミックスらしさというものを大切にしたいと思っていて。じゃあそれは何かと言うと、まず新しいことにすごく本気でチャレンジをする。その新しいことっていうのは多くの企業、特に信頼されている上場企業などがなかなか挑戦してこれなかったような領域に積極的にチャレンジをする。チャレンジをするだけではなく、きちんとそれを事業として形にするというところが僕の思ってるリミックスらしさなのかなと思ってます。その中でこのデジタルアセットマネジメントという領域において、今ステーブルコインの話もそうですし、一部報道ではホルムズ海峡の封鎖に関するものに対して、ステーブルコインだったり暗号資産というものが取引として使われる可能性に関するような報道もあったりしていて。単なるアセットとして持つだけではなく、国際法的なものだったり、地政学的なものだったり、多くのものを巻き込み得るような領域なのかなと。すごくニュースの中でも当然取り上げられてくるものですし、そこに対してものすごく皆さんがまだまだ挑戦できていないような領域なのかなと思ってます。その中で一番シンプルに僕が実績を持って強みを持っているのは、当然暗号資産を上場するというようなポイントであり、特に日本企業、日本人でかつ公認会計士というバックグラウンドを持った上で、一番強く実行できるものとしたら暗号資産の上場というもの。そこにおいてきちんと値付けをし、信頼できる土台をきちんと築いていくというところはあるので、もし許せばいろんな規制だったりいろんなものが許せば、リミックスの独自のもしくはリミックスの関連するようなプロジェクトの暗号資産の発行及び上場というものを狙っていきたいなとは思っています。


なんとこれは大変ですね。リミックスコインですね。リミコイン、名前はまだ全くあれですが。上場企業が暗号資産を発行してはいけないという規制はどこにもないです。
ないですね。はい。販売をすることは規制当局から厳しくされていますが、過去に暗号資産を保有しているリミックスポイントですから、当然上場規制の上で上場したものを保有するということにおいて、もしくは規制された場において売買をするということにおいては止められるようなものではないと思っています。一方でクリアしなければいけない規制だったり、必要な審査だったりというものは知見が十分にあると思います。そうやって考えると、じゃああとは暗号資産を通じて何をしていくのか。これを皆さん、特に数万人いらっしゃる株主の方々、もしくはそれ以上にいらっしゃる電力サービスなどを通じて多くのステークホルダーの方々がいらっしゃいますので、そういう方々にきちんと理解をしていただけるのかということに対しては、当然対話を通じてきちんと説明をしていかなければいけないのかなとは思っております。ただ夢としてそういうものが実現できるのであれば、上場企業でそれをやった会社はあるのでしょうかという点で言うとないと。規制は今整いつつあるというのを僕個人的には思っているところであります。

企業価値の向上とWeb3的アプローチ

ありがとうございます。原田さん人生の中で3つ目の上場をリミックスポイントでやっていただけるというところで素晴らしいですね。まだ夢ですので、具体的に考えてる事業部分はあって、そこは発表できるタイミングになれば発表しますので、またこの夢だけじゃなくて実際に進んでるものもあるので、それは皆さん後日楽しみにしておいてください。
はい、さわりだけ少しお話をさせていただくと、まずリミックスの本当にリミックスらしさ、挑戦を積極的にしていくという姿勢についてお話をさせていただきましたが、今私がリミックスの中で感じている課題というのももちろんあります。その課題というのはもちろん企業価値の向上という観点の課題というものがあると思ってますので、そこに関するようなところはきっちりコミットしていくというようなところがまず前提にあります。またデジタルアセットマネジメントというところに対して、従来いわゆるDAT(デジタルアセットトレジャリー)とかビットコイントレジャリーとかっていうので、結局持ってるだけ、もしくはその持ったことを理由にファイナンスをしてるだけじゃないかと思われていらっしゃる方が多いのかもしれませんが、あくまでそこは一般的な用語の中に当てはめるとそういうジャンルになるということだけで、リミックスとしてのデジタルアセットトレジャリーって全く違うものだと思ってますので、その実というものをきちんと追求をしていきたいなと思っています。最後にこの事業ってWeb3らしさ、いわゆる市場から皆さんの意見を聞きながら進めることができるという大変なものなのかなと思ってます。もちろん規制の中だったりIRとして必要な情報発信のいろんな方法はあると思うんですけど、そういうものについてはきちんとルールを遵守しながらにはなりますが、なるべく多くの投資家の意見を聞き、僕もXを通じて多くの意見を直接目にしておりますが、そういうものを反映させていったりとか、直接ご意見を頂戴するような機会を、いわゆるタッチポイントを増やしていくように試みていきたいなというところでございます。

バイナンス(Binance)/コインベース(Coinbase):バイナンスは取引量やユーザー数において世界最大規模を誇る暗号資産取引所。コインベースは米国の厳しい規制のもとで運営されている信頼性の高い取引所。これらの取引所にプロジェクトを上場させるには、極めて厳格な審査を通過する必要があります。
ローンチパッド(Launchpad)/ICO:ICOは企業が独自の暗号資産(トークン)を発行し、投資家から資金を調達する手法。ローンチパッドは、暗号資産取引所が主体となって有望な新規プロジェクトのトークン販売と上場を支援するプラットフォームであり、投資家にとって参加のハードルを下げる役割を持ちます。
デジタルアセットトレジャリー(DAT):企業が自社の財務戦略の一環として、ビットコインなどの暗号資産(デジタルアセット)を保有・管理すること。本記事では、単に保有するだけではなく、それをどのように事業価値の向上に繋げるかが重要であると語られています。
Web3(ウェブスリー):ブロックチェーン技術を基盤とした分散型のインターネットの概念。本記事における「Web3らしさ」とは、一部の経営陣だけで事業を決めるのではなく、SNS等を通じて市場や投資家の意見をダイレクトに吸い上げ、プロジェクトに反映させていく双方向のアプローチを指しています。
編集:DEEPPOINT編集部/出典:リミちゃんねる(株式会社リミックスポイント)

