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ビットコイン関連株の今後・見通し|BTCが上がると上がる株の仕組み

ビットコイン関連株の今後・見通し|BTCが上がると上がる株の仕組み

ビットコイン関連株の今後を判断するための材料を整理。BTCが上がると上がる株の仕組みをタイプ別に解説し、過去の急騰・急落のケーススタディ、半減期・ETF・税制改正の4材料、mNAVなどの判断指標まで網羅しました。

DEEPPOINT編集部DEEPPOINT編集部
公開 2026.07.07更新 -

※本記事にはプロモーションが含まれます。

先にお伝えすると、本記事は「ビットコイン関連株は今後〇〇円まで上がる」といった価格予想はしません。予想の代わりに、連動の仕組み・過去の実例・今後を左右する材料・見るべき指標という判断のフレームを提供します。BTCが2025年10月の最高値から約半値(2026年7月7日時点)となったいまこそ、仕組みの理解が投資判断の土台になります。

この記事でわかること

  • 「BTCが上がると株も上がる」のはなぜか、タイプ別の連動メカニズムと感応度の違い
  • 過去の急騰・急落局面(2024年ETF承認・半減期、2025〜2026年の下落)で関連株がどう動いたか
  • 今後を左右する4つの材料と、価格予想の代わりに見るべき指標(mNAV・ハッシュレート・出来高)

ビットコイン関連株の株価はなぜBTCと連動する?タイプ別の仕組み

「ビットコインが上がると上がる株」と一括りにされますが、連動の理由はタイプごとに異なります。

タイプ連動の源泉連動の性格
DAT株(保有系)保有BTCの評価額が企業価値に直結資産価格連動。期待(mNAV)が上乗せされ増幅
マイニング株収入がBTC建て・コストは法定通貨建て損益分岐をまたぐと利益が急変する「オペレーティングレバレッジ」型
取引所株BTC高騰→取引活発化→手数料収入増価格ではなく「出来高」連動
決済・ステーブルコイン株暗号資産市場の拡大が事業機会連動は緩やか。テーマニュース連動

DAT株のDATはDigital Asset Treasury(デジタルアセットトレジャリー)の略で、ビットコインなどの暗号資産を財務戦略として大量保有する上場企業を指します。また表中のmNAVは、時価総額が保有暗号資産の価値の何倍かを示す指標で、株価に乗った「期待の上乗せ分」を測るモノサシです(詳しい使い方は後述します)。

共通するのは、株価には「BTCの値動き」に加えて「市場の期待」と「企業固有の事情」が上乗せされることです。この上乗せ部分こそが、関連株がBTCそのものより大きく動く理由であり、後述する「BTCが上がっても株が下がる」現象の正体でもあります。

連動の強さはタイプで違う|DAT株・マイニング株・取引所株・決済株の感応度比較

公表データから、タイプ別の感応度(BTCに対する値動きの大きさ)を整理します。

タイプ感応度の目安根拠データ
DAT株BTCの1.5〜2倍超ストラテジー(MSTR)の変動はBTCの約1.6倍(DeSpread Research・2020年8月〜2025年6月)。メタプラネットはBTCとの相関約0.9で、変動幅はさらに大きい局面も
マイニング株下落局面でBTC超の下げ2021年高値からのBTC約40%下落局面でMARA・RIOT等は50%超下落。コスト固定型の損益構造が増幅要因
取引所株相関中程度・変動大コインベース(COIN)はBTCとの相関約0.75、変動はBTCの約2倍(Artemis Analytics)
決済株相関弱めBTC価格より規制・提携ニュースで動く

「連動を強く取りたいならDAT株・マイニング株、緩やかに取りたいなら取引所株・決済株」という整理ができますが、感応度が高い=下落も速いことは常にセットです。DAT各社の連動度・mNAV・保有量は毎日変動するため、最新値はDAT企業ダッシュボードでモニタリングできます。

過去のBTC急騰・急落局面で関連株はどう動いたか【ケーススタディ】

過去3年の主要局面を、公表データで振り返ります。

局面BTCの動き関連株の動き
2024年1月: 米現物ETF承認承認前後で乱高下MSTRは1月に約21%下落。「BTCの代替」としての独占的地位がETFに脅かされるとの見方。好材料の出尽くし売りの典型例
2024年4月: 半減期大きな急落なしマイニング株は事前に売られ、MARAは高値31→19ドル、RIOTは18.6→10.30ドル
2024年11月〜: 米大統領選後の急騰10万ドル突破MSTRは当選後+60%・2024年通期で+477%。メタプラネットは2024年の約20円から2025年6月高値1,930円へ。COINも2024年+60%
2025年10月〜2026年: 下落局面最高値126,198ドル→約62,979ドル(約50%下落・2026年7月7日時点)MSTRは高値から約75〜80%下落(BTCの約2倍の下げ)、2025年11月にmNAVが1倍割れ(2024年1月以来)。メタプラネットは高値1,930円→227円(約88%下落・2026年7月6日終値)、mNAVは約8倍→0.68倍。COINは419→212ドル(約49%下落・2026年5月)

この歴史から読み取れる教訓は3つです。第一に、上昇局面の増幅は強烈です(BTCの数倍のリターン)。第二に、下落局面の増幅も同様に強烈です(BTCの約2倍の下げ+プレミアム剥落)。第三に、「良いニュース=株高」とは限りません(ETF承認でMSTRが下落したように、材料は事前に織り込まれます)。

関連株の今後を左右する4つの材料|半減期・ETF・規制・税制改正

今後の関連株を考えるうえで、確認すべき材料は次の4つです(2026年7月7日時点の状況)。

1. 半減期(次回2028年4月頃): マイニング報酬が3.125→1.5625BTCに半減します。プログラムで確定した設計値であり、時期の目安も含めて「確実に来る材料」です。マイニング株には収益半減圧力と淘汰・集約の両面で効きます。

2. ETF: 米国の現物ビットコインETFは2026年上半期に約50億ドルの純流出(6月単月の40.6億ドルは月間過去最大・Bloomberg)となり、機関資金の流れは向かい風です。国内では現物ETFは未承認ですが、金商法改正の施行後に「2028年にも解禁」との報道があります。解禁されれば個人の選択肢が増える一方、米国で起きた「ETF承認後にMSTRのプレミアムが縮小した」構図が国内の関連株にも起こり得る点は、中期の重要論点です。

3. 規制(金商法改正): 暗号資産を金商法の規制対象に移す改正法案が、2026年7月7日時点で参議院審議中です(衆議院は通過済み)。成立すればインサイダー取引規制の新設・発行者の開示義務化が進み、市場の透明性向上と国内ETF解禁の法的土台になります。施行は2027年中が見込まれています。

4. 税制改正: 暗号資産の売却益を20%の申告分離課税にする改正所得税法が2026年3月31日に成立済みで、適用は金商法改正法の施行に連動します(2028年1月以降が有力)。実現すると、「現物は最大55%課税だから関連株で」という税制面の動機は縮小します。関連株の存在意義が「税制の回避策」から「タイプ別の投資特性」へ移っていく転換点であり、この記事の判断フレームが一層重要になります。

これらの材料はイベントごとに状況が変わるため、本セクションは定期的に更新します。

「BTCが上がっても関連株が下がる」ことがあるのはなぜか

関連株投資でもっとも戸惑うのが「BTCは上がっているのに、持っている株は下がる」局面です。主な理由は3つあります。

  • 希薄化(増資・新株予約権): 買い増し資金の調達で発行済み株式数が増えると、1株あたりの価値は薄まります。実例として、メタプラネットが2025年8〜9月に発表・実行した約2,000億円規模の海外募集増資の過程では、株価が30%超下落する場面がありました。BTCを買うための増資が、短期的には株価を押し下げます。これはDAT株に共通する構造的な宿命です
  • プレミアム(mNAV)の剥落: 株価に上乗せされていた期待が剥がれる局面では、BTCが横ばい〜上昇でも株価は下がります。ストラテジーはBTCが3カ月ぶり高値を付けた局面でも、増資継続と優先株の配当負担(残高約150億ドル・年約17億ドル規模)への懸念から株価が下落した例があります
  • 材料の織り込み: 2024年1月のETF承認時のMSTRのように、「待ち望まれた好材料」は実現した瞬間に売り材料へ変わることがあります

つまり関連株は「BTC連動株」である前に「株式」であり、需給・希薄化・期待値の変化という株式固有の力学から逃れられません。ここを理解しているかどうかが、狼狽売りと計画的な判断の分かれ目になります。

買いタイミングの判断材料|価格予想ではなく指標で考える【mNAV・ハッシュレート・出来高】

「いつ買うべきか」に対する誠実な答えは、「誰にも当てられないので、価格予想ではなく指標で状況を把握する」です。タイプ別に見るべき指標を挙げます。

  • DAT株 → mNAV: 時価総額が保有暗号資産の何倍かを示す指標です。2025年秋以降、メタプラネット(0.68倍・2026年7月6日)やストラテジーを含む主要DAT企業で1倍割れが広がり、「プレミアム消滅」が常態化しています。1倍割れは「割安」を意味するとは限らず、市場が買い増し戦略の継続性を疑っているサインでもあります。主要銘柄のmNAVはDAT企業ダッシュボードで日次確認できます
  • マイニング株 → ハッシュレートとハッシュプライス: ネットワーク全体の採掘能力(約933EH/s・2026年7月時点)が上がるほど1社あたりの取り分は減ります。収益性指標のハッシュプライスは2026年3月の約28〜30ドル/PH/s/日から約37ドルへ回復しましたが、マイナーの15〜20%が採算割れとの分析もあります(CoinShares)
  • 取引所株 → 出来高: 国内はJVCEAの月次統計(現物取引高など)、米国は各社決算の取引収益が先行指標になります
  • 市場全体 → ETFフロー: 米現物ETFへの資金流出入は機関資金の方向を示します。Farside InvestorsやCoinGlass(日本語対応)で無料確認できます

これらは「買えば儲かるシグナル」ではなく、いま市場がどんな状態かを客観視するための計器です。計器を見ずに感覚で売買することこそ、関連株でもっとも避けるべき行動です。

長期保有と短期売買、関連株はどっちに向いている?

結論として、関連株は**どちらのスタイルでも「普通の株より難易度が高い」**という前提を持つべきです。

長期保有の場合: BTCの長期成長を信じるなら合理的に見えますが、注意点が2つあります。第一に、変動がBTCの1.5〜2倍ある資産は、下落と回復を繰り返すほど複利リターンが目減りしやすいこと。第二に、DAT株は増資による希薄化が長期で累積し、「BTCは上がったのに株は買値に戻らない」ことが起こり得ることです。長期で持つなら、mNAVと希薄化ペースの定期確認が必須です。

短期売買の場合: 半減期・ETF・規制などのイベントで大きく動くため機会は多いものの、ケーススタディで見たとおり「好材料で下がる」ことも日常的にあります。イベントの結果ではなく「織り込み度」を読む必要があり、明確に上級者向けです。

どちらを選ぶにせよ、「なぜこの銘柄を、どの指標が変わるまで持つのか」を自分の言葉で説明できる状態を作ってから投資することをおすすめします。それが難しいと感じる場合は、そもそも関連株ではなく、より変動の小さい選択肢を検討すべきかもしれません。

リスクを抑えて関連株に投資する方法|分散・少額・NISA活用

関連株の高い変動性を前提に、リスクを抑える現実的な方法は次の3つです。

  1. タイプと時間の分散: 1銘柄・1タイプに集中せず、感応度の異なるタイプ(保有系+取引所系など)に分け、購入時期も複数回に分散します。タイプごとの銘柄はビットコイン関連株の一覧・4タイプ分類で確認できます
  2. 少額から始める: 多くのネット証券の単元未満株サービスを使えば数千円規模から購入でき、値動きの体感から始められます
  3. NISAの非課税枠を活かす: 関連株は上場株式なのでNISA成長投資枠の対象になり得ます。非課税で間接投資する具体的な方法と税制の注意点は仮想通貨をNISAで間接投資する方法の記事にまとめています。口座選びと購入手順はDAT銘柄の買い方とおすすめ証券口座の記事が参考になります

なお「リスクを抑える」とは損失をなくすことではありません。BTCの約2倍動く資産である以上、投資額そのものを「失っても生活に影響しない範囲」に収めることが、あらゆるテクニックに優先します。

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ビットコイン関連株の今後に関するよくある質問(FAQ)

Q1. ビットコインが上がると、なぜ関連株も上がるのですか?

A. タイプごとに理由が異なります。保有系は資産価値の増加、マイニング系はBTC建て収入の増加、取引所系は取引活発化による手数料収入増が源泉です。ただし株価には期待と企業固有の事情が上乗せされるため、常に連動するわけではありません。

Q2. ビットコイン関連株はいつ買うのがよいですか?

A. 最適なタイミングを事前に当てる方法はありません。価格予想の代わりに、mNAV(保有系)・ハッシュプライス(マイニング系)・出来高(取引所系)・ETFフローといった指標で市場の状態を把握し、時間分散で購入時期のリスクを抑えるのが現実的なアプローチです。

Q3. ビットコインが下がると、関連株はどれくらい下がりますか?

A. 過去の実例では、BTCの下落率の1.5〜2倍程度下がる傾向があります。2025年10月からの下落局面では、BTCが約50%下落(2026年7月7日時点)したのに対し、ストラテジー株は高値から約75〜80%、メタプラネット株は約88%下落しました。

Q4. mNAVとは何ですか?1倍割れはどういう意味ですか?

A. 時価総額が保有暗号資産の価値の何倍かを示す指標です。1倍割れは「市場が会社の価値を保有資産以下に評価している」状態で、買い増し戦略の継続性への疑念を示すことが多く、単純な「割安サイン」とは限りません。2025年秋以降、主要DAT企業で1倍割れが広がっています(2026年7月時点)。

Q5. ビットコイン関連株の今後の見通しは良いですか?

A. 断定はできません。判断材料としては、半減期(2028年4月頃)・国内ETF解禁の議論(2028年にも解禁との報道)・金商法改正(参議院審議中)・税制改正(20%分離課税の適用が2028年1月以降有力)の4つが重要です(いずれも2026年7月7日時点)。材料の進展を確認しながら、ご自身で判断してください。

Q6. 税制改正で暗号資産が20%課税になったら、関連株を買う意味はなくなりますか?

A. 税制面の優位は縮小しますが、「証券口座で完結する」「NISAが使える」「タイプごとに異なる投資特性を選べる」という関連株の特徴は残ります。一方で現物との使い分けの前提が変わるため、施行状況(2026年7月7日時点では関連法案が参議院審議中)は継続的に確認してください。

Q7. 仮想通貨の次のバブルはいつ来ますか?

A. 予測できません。「半減期の翌年に上昇した」という過去のパターンは知られていますが、将来も繰り返される保証はなく、実際に2026年は半減期サイクル上の強気期待に反して下落局面となりました。特定の時期の急騰を前提にした投資はおすすめできません。

まとめ|予想を探すより、仕組みと計器を持つ

ビットコイン関連株の「今後」を言い当てることは誰にもできません。できるのは、①タイプ別の連動の仕組みを理解し、②過去の増幅と逆行の実例を知り、③4つの材料(半減期・ETF・規制・税制)の進展を追い、④mNAVやハッシュプライスという計器で状態を把握すること。この4点に尽きます。

銘柄選びの出発点はビットコイン関連株の一覧・4タイプ分類へ、保有系の日次データはDAT企業ダッシュボードへ。関連株はBTC以上に値動きが荒い投資対象です。投資の最終判断は、ご自身の資金状況とリスク許容度に照らし、余剰資金の範囲で行ってください。

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