
- 売上高約36億円2018年度
- 従業員260名単体 ・ 2026年4月時点
- 資本金3億円
- 設立1940年
- 拠点4拠点4都道府県
- グループ会社0社子会社 0社
- M&A0件
天童木工は、山形県天童市に本社と工場を置く家具メーカー。1940年に天童町と周辺の村の大工・建具・指物の職人が集まり、天童木工家具建具工業組合をつくったのが始まりで、1942年に有限会社天童木工製作所、1948年に株式会社となり、1968年に今の社名になった。資本金は3億円、従業員は260名。
基幹の技術は成形合板。薄くスライスした単板に接着剤を塗って重ね、型に入れて圧力と熱をかけ、曲面や立体の形にする。1947年に高周波発振装置を入れて成形合板家具の量産を始め、丹下健三が設計した愛媛県民会館や静岡県体育館の客席イス、柳宗理のバタフライスツールなど、建築家やデザイナーの家具をつくってきた。マイクロ波を使う高速成形装置(1975年)、6面圧締プレス(1979年)、NCルーター(1980年)と設備を足してきた。
1987年からは自動車の木製内装部品もつくる。初代ホンダ レジェンドの本杢パネルに始まり、内装パネルやステアリングがホンダ・トヨタ(レクサス)・日産・いすゞに採用されている。樹脂に厚さ0.2mmの突板を貼る3次元立体成形や、縞杢をステアリングに横向きに貼る技術を持つ。
家具に向かないとされてきたスギやヒノキなどの軟らかい針葉樹を、2本のローラーで短時間に圧密して広葉樹並みの比重にする「Roll Press Wood」を開発し、2015年にものづくり日本大賞の内閣総理大臣賞を受けた。圧密した単板に薬剤を染み込ませて難燃・防腐・防蟻の性能を付ける圧密浸漬処理(2019年)にも広げた。いまはスギ由来の改質リグニンを使うバイオプラスチックのインサート成形を研究しており、林野庁の改質リグニン実証事業に森林研究・整備機構や物質・材料研究機構と並んで加わる。2026年10月には山形市の木造建築会社シェルターと業務提携し、木質耐火部材の共同開発を始めた。
- 使命
- 日本の伝統的な美しさを守ること。健康で快適な空間を作ること。
- 創業以来の精神
- 「できない」とは言わない。
事業内容
4事業家具(成形合板家具・特注家具)
成形合板のイス・テーブル・座卓などの自社シリーズと、オフィス・図書館・ホール・公共施設向けの家具や特注家具を設計・製造し、室内装飾の設計施工も請け負う。柳宗理のバタフライスツールなどデザイナーとの協働品を多く持つ。直販は天童・東京・大阪のショールーム&ストアとオンラインストア。
モビリティパーツ(自動車内装部品)
本杢の内装パネル・インストルメントパネル・ステアリング・パーキングブレーキカバーなどをつくる。樹脂基材に厚さ0.2mmの突板を貼る3次元立体成形(真空プレス)、縞杢を横向きに貼る横方向杢目接着、単板成形、金属と突板を積層してレーザーで削るメタル突板加飾などの技術を持つ。ホンダ・トヨタ(レクサス)・日産・いすゞが採用。量産品のほか、ショーモデルやプロトタイプも手がける。
Roll Press Wood(軟質針葉樹の圧密)
スギ・ヒノキ・カラマツの単板を大小2本のローラーで短時間プレスし、比重0.32〜0.48を広葉樹並みの0.63〜0.76まで上げる。丸太を乾燥させずに加工でき、表面が焦げないので木目を生かせる。圧密した単板に薬剤を浸み込ませる圧密浸漬処理(特許取得と自社が説明)で、難燃・防腐・防蟻・高耐候の家具にも使う。地域の木材を使う自治体の施設などに納める。
製材・木製品
本社に製材工場を持ち、木製品を販売する。自動車内装部品の銘木やバールは、自社工場で1〜5年ほど天然乾燥させる。
業績と目標
| 期 | 売上高 | 範囲・補足 | 出典 |
|---|---|---|---|
| 2018年度 | 約36億円従業員 320名単体。2018年度。従業員は約320人。決算期末の月は非公表 | 単体。2018年度。従業員は約320人。決算期末の月は非公表 |
拠点
4都道府県 4拠点山形県1拠点
- 本社・本社工場・東北支店・本社ショールーム&ストア本社天童市乱川1-3-10
東京都1拠点
- 東京支店・東京ショールーム&ストア営業所港区浜松町1-19-21964年開設1964年開設
大阪府1拠点
- 大阪支店・大阪ショールーム&ストア営業所大阪市西区南堀江2-13-281974年開設1974年開設
福岡県1拠点
- 福岡営業所営業所福岡市中央区薬院3-12-41(ナビールコート薬院203号室)1966年開設1966年開設
経営陣
5名森山馨
代表取締役社長(2025年6月12日〜)1986年に入社し、特注家具の設計、営業、支店長を経て、企画部長として商品開発とマーケティングを率いた。
取り組み
- シェルターと業務提携し、木質耐火部材「(仮称)COOL WOOD Premium」を共同開発(2026年10月)
経歴
- 1986年〜天童木工入社(設計・営業・商品開発・企画)
- 2019年〜天童木工企画部長
- 2022年〜2025年天童木工取締役企画部長
和田充
常務取締役・東京支店 支店長今野昭博
取締役・製造本部長(2025年6月〜)町田有司
取締役・経理部長(2025年6月〜)岸勝寛
取締役・総務部長(2025年6月〜)
社史
33件2026
- 2026年10月15日受賞「bambi lounge」が2026年度グッドデザイン賞日本デザイン振興会
- 2026年10月1日協業シェルターと業務提携し、木質耐火部材「(仮称)COOL WOOD Premium」を共同開発シェルター
2025
- 2025年6月12日代表交代森山馨が代表取締役社長に就任。前代表の加藤幸男は相談役に
2022
- 2022年代表交代加藤幸男が代表取締役に就任
2020
- 2020年受賞第55回機械振興賞 中小企業庁長官賞(針葉樹圧密加工装置と圧密浸漬処理技術の開発)機械振興協会
2019
- 2019年始動木材に難燃・防腐・防蟻の性能を付ける「Roll Press Wood+」を開発
- 2019年上市・量産いすゞ フォワード/エルフの本杢パーキングブレーキカバーの芯材を、カーボン繊維からフラックス繊維に替えるいすゞ自動車
2018
- 2018年受賞「Roll Press Wood+」がウッドデザイン賞2018ウッドデザイン賞運営事務局
2017
- 2017年2月15日認証FSC-CoC と PEFC / SGEC-CoC の森林認証を取得(本社・工場)
2015
- 2015年11月受賞第6回ものづくり日本大賞 内閣総理大臣賞(スギやヒノキなど軟質針葉樹の圧密成形加工技術の実用化)内閣府
2001
- 2001年認証ISO9001の認証を取得
- 2001年代表交代加藤昌宏が社長に就任
1993
- 1993年沿革製材工場を完成
1991
- 1991年販売東京都の新都庁舎に会議テーブルなどを納める東京都
1989
- 1989年上市・量産第4工場を完成し、乗用車用の木目内装部品の本格生産を始める
1987
- 1987年販売初代ホンダ レジェンドに本杢の内装パネルを納める(量産車で日本初の本杢内装部品と自社は説明)本田技研工業
1981
- 1981年受賞座卓(S-0228)がGマーク ロングライフデザイン特別賞
1979
- 1979年上市・量産6面圧締プレスを新設
1975
- 1975年上市・量産マイクロ波を使う電子加熱高速成形装置を新設
1974
- 1974年沿革資本金を3億円に増資。南堀江に大阪支店の新社屋を開く
1968
- 1968年商号変更社名を株式会社天童木工に変え、新工場に移る。社長に加藤徳吉が就く
1964
- 1964年受賞第10回毎日産業デザイン賞
- 1964年沿革浜松町に東京支店の新社屋を開き、ショールームを開く
1959
- 1959年受賞全国中小企業輸出振興展でバタフライスツールと卓子が通商産業大臣賞通商産業省
1958
- 1958年販売丹下健三が設計した静岡県体育館に、成形合板の客席イス3,000脚を納める静岡県体育館
1956
- 1956年上市・量産柳宗理デザインの成形合板製バタフライスツールを製作
1953
- 1953年販売丹下健三が設計した愛媛県民会館に、成形合板の客席イス1,400脚を納める愛媛県民会館
1949
- 1949年受賞第1回全国中小企業振興展で長官賞
1948
- 1948年商号変更株式会社に組織を変える(資本金200万円)
1947
- 1947年沿革高周波発振装置を入れ、成形合板家具の本格生産を始める。東京・新橋に東京営業所を開く
1942
- 1942年創業有限会社天童木工製作所を設立(資本金3万5,000円)
1940
- 1940年6月12日創業天童町と周辺10か村の大工・建具・指物の業者が集まり、天童木工家具建具工業組合を結成
時期不明
- 採択林野庁の令和7年度補正「木質系新素材の開発加速化対策」の改質リグニン実証に共同実施者として参加(代表は森林研究・整備機構)森林研究・整備機構
免責事項
掲載内容は公表資料・各社の公式情報をもとに編集部が整理したものです。最新の情報は各社の開示資料・公式サイトをご確認ください。
