DEEPPOINT
加藤 慧佑

一夜の交流を、続くつながりへ。3DCGクリエイターが集った「FRIDAY IN THE V01D」とCreators Lake

2026年9月11日、東京・青山でクリエイティブミートアップ「FRIDAY IN THE V01D Creative Meetup powered by JANCTION」が開催された。3DCG・映像クリエイター約20名が集まった夜の交流と、そこで見えたレンダリングの課題、コミュニティ「Creators Lake」の取り組みを伝える。

一夜の交流を、続くつながりへ。3DCGクリエイターが集った「FRIDAY IN THE V01D」とCreators Lake

※本記事はプロモーションを含みます。DEEPPOINTの運営会社であるジャスミーラボ株式会社は、本イベントのパートナーであるJANCTIONの運営に携わっており、記事内で紹介する開発中のサービス「SmartRender」およびクリエイターコミュニティ「Creators Lake」にも関わっています。

2026年9月11日、東京・青山でクリエイティブミートアップ「FRIDAY IN THE V01D Creative Meetup powered by JANCTION」が開催された。

主催は、3DCG・VFX・モーショングラフィックスを中心に活動するクリエイティブスタジオV01D。JANCTIONがパートナーとして参加し、当日は3DCGや映像制作に携わるクリエイターを中心に約20名が集まった。

会場は東京・青山。前半はV01DとJANCTIONによる紹介、後半はフリートークにあてられた。

「名刺交換会」ではない、クリエイター同士の交流

イベントのテーマは、“肩書きやジャンルを越えたクリエイター同士の交流”だ。

当日はV01Dによる事業・制作活動の紹介に続き、JANCTIONから分散GPUインフラの取り組みと、開発中のクリエイター向けクラウドレンダリングサービス「SmartRender」が紹介された。後半はフリートークがメインとなった。

主な参加者は、普段から3DCGや映像制作に携わるクリエイターたち。仕事や作品の話はもちろん、使っているソフトウェアやGPU、AI、レンダリング環境など、制作現場ならではの話題が各所で交わされた。堅いビジネス交流会というより、ドリンクを片手に作品や制作環境について話す、リラックスした雰囲気だった。

参加後のアンケートには、「普段だと接点の持てない方々と交流できた」「面白い話を聞くことができた」「遅れての参加だったが、みなさん気さくに話してくれて楽しかった」といった声が寄せられた。

フリートークの時間。制作フローや機材の話が各所で交わされた。

制作現場では、いまも「レンダリング時間」が課題

交流やアンケートを通じて見えてきたのは、3DCG制作の現場が抱える計算環境の課題だ。

参加者の多くは、Blender、Unreal Engine、After Effects、Adobe Premiere Proなどを日常的に使っている。レンダリングは自分のPCで回しているケースが多く、1回の処理に5〜24時間かかるという回答もあった。

課題として挙がったのは、次のような点だ。

  • 時間がかかりすぎる
  • レンダリング中にPCが使えない
  • 納期前に処理が追いつかない
  • 既存のクラウドサービスが高い、または使いにくい

高性能なGPUを個人で持てるようになった今でも、「計算処理にマシンを占有される」という制作現場特有の悩みは残っている。

JANCTIONによる「SmartRender」の紹介。実際の画面を見せながら説明が行われた。

GPUを“所有する”から、“必要なときだけ使う”へ

JANCTIONが紹介した「SmartRender」は、こうした課題に対し、分散GPUネットワーク上の計算資源を使ってレンダリング処理をクラウド側へオフロードする、現在開発中のサービスだ。自分のPCで長時間レンダリングするのではなく、計算を外部のGPUに任せ、その間も手元のPCで次の制作を進められる環境を目指している。

アンケートでは、SmartRenderの先行体験について「内容次第で試してみたい」という声が寄せられた。想定する使い道としては、「合成背景や物理シミュレーションのレンダリング」「試写用の簡易レンダリング」などが挙がった。

処理速度だけでなく、「いまの制作フローの中で本当に使えるか」が、クリエイターにとっての判断材料になりそうだ。

一夜のイベントから、続いていくコミュニティへ

V01DとJANCTIONは、クリエイターコミュニティ「Creators Lake」の運営も進めている。今回のイベントを一度きりの交流会で終わらせず、3DCG、VFX、映像、AI、デザインなど異なる領域のクリエイターが継続的につながり、作品や技術について情報を交換したり、新しいコラボレーションが生まれたりする場を目指す。

イベント会場で生まれていた「普段なら接点のないクリエイター同士の会話」を、オンラインでも続けていく試みだ。

「FRIDAY IN THE V01D Creative Meetup vol.1」の参加者。

制作技術やツールが急速に変わる一方で、作品を生むのは、クリエイター同士の知識や経験、そして偶然の出会いでもある。「FRIDAY IN THE V01D」で生まれたつながりが、Creators Lakeでどんな制作やプロジェクトに発展していくのか、今後の動きに注目したい。

Creators Lakeの交流の場はDiscordが中心で、今後の活動やイベント情報はDiscordとXで発信している。

Creators Lake

JANCTION

この記事に登場する企業

  • V01D3DCG・VFXの映像制作とAIデータプラットフォーム開発を手がけるクリエイティブテック企業。分散型GPUの活用でジャスミーラボとMOUを締結している。

    XR・空間

  • ジャスミーラボジャスミーからスピンオフしたWeb3企業。分散型GPUインフラ「JANCTION」の開発・運営と、AI特化型ブロックチェーンの研究開発を行う。

    Web3·シード

加藤 慧佑
事業開発
加藤 慧佑

Web3企業にて、グローバルCEXへの上場対応、海外プロジェクトとのアライアンス、コミュニティ形成、事業開発を担当。国内外のプロジェクトにおけるコミュニティマネジメントやパートナーシップ構築に強みを持つ。DEEPPOINTでは、ディープテック企業・研究者・投資家とのネットワーク形成、企画開発、コミュニティ運営、事業連携の推進を担う。