
Solidity開発とWeb3人材育成。ERC-7546の提案元
佐賀県嬉野市を拠点に、スマートコントラクト言語Solidityの開発支援とエンジニア養成を行う。代表の落合渉悟がEthereumの改善提案ERC-7546(Upgradeable Clone)を共同提案し、同規格を採用したフレームワーク「Meta Contract」を公開している。古民家を改装したブートキャンプ「Solidity House」も運営する。
- 落合 渉悟CEO2021年〜
Ecdysisは、「Solidityをより安く、より簡単に。パーミッションレスを世界の隅々へ」を掲げるスマートコントラクト技術の開発組織。佐賀県嬉野市の古民家を改装したブートキャンプ「Solidity House」で、企業向けのSolidity研修と開発人材の養成を行い、あわせてスマートコントラクトのアップグレード設計に関するオープンソースを公開している。
事業の柱は3つある。1つ目は、代表の落合渉悟が共同提案者となったERC-7546(Upgradeable Clone for Scalable Contracts)と、同規格を採用したフレームワーク「Meta Contract」。関数単位でアップグレードでき、コントラクトのアドレスを変えずに改修できる設計で、AIによる開発やDevOpsとの相性を前面に出している。2つ目は、Solidity専門の研修と開発支援を行うSolidity House。3つ目は、落合が手がけるDAOの自治プロトコル「Alga」などの研究開発。
前身の合同会社sgは2022年3月に設立され、2024年3月に株式会社Ecdysisへ組織変更した。2023年7月には日本円ステーブルコインJPYCを発行するJPYC株式会社と業務提携し、落合がフェローとして参画した。2024年3月の日本経済新聞は、Solidity Houseが約30人の卒業生を送り出し、経済産業省の人材育成事業も受託していると報じている。
代表の落合渉悟は1990年生まれ。九州大学在学中にプログラミングを始め、東京のフリーランス開発者、ジャカルタのファッション通販アプリ会社VIP PlazaのCTOを経て、2018年にブロックチェーン研究開発のCryptoeconomics Labに参画した(同社CTO・チーフエコノミスト)。同社はEthereumのスケーリング技術Plasmaの実装「Plasma Chamber」を開発し、Matic Network(現Polygon)との提携やzk-SNARKsの研究にも取り組んだ。2019年には東京大学ブロックチェーンイノベーション寄付講座の共同研究員に就任し、のちに大阪大学大学院情報科学研究科の特任研究員となった。2021年7月に嬉野市へ移住してSolidity Houseを開き、2022年にDAOアプリ「Alga」と著書『僕たちはメタ国家で暮らすことに決めた』を発表、2023年10月にERC-7546を提案した。『マスタリング・イーサリアム』日本語版(オライリー・ジャパン、2019年)の訳者のひとりでもあり、福岡ブロックチェーンコンソーシアムの発起人としても知られる。
基礎論文・研究成果
1本- 2023年ERC-7546: Upgradeable Clone for Scalable ContractsEthereum Improvement Proposals(Standards Track: ERC / Draft)関数単位でアップグレードでき、Dictionary Contract で実装を外出しするプロキシ設計。2023年10月25日に作成。同規格を採用したのが Meta Contract。
製品と到達段階
3件Meta Contract
ERC-7546 を採用したアップグレード可能なスマートコントラクトのフレームワーク。コントラクトのアドレスを変えずに改修でき、AIによる開発や DevOps との相性を重視する。MIT ライセンス。専用コンパイラは Coming Soon。
Solidity House
佐賀県嬉野市の古民家を改装した Solidity のブートキャンプ。企業の課題に合わせた研修をリモートと現地で提供し、社内にブロックチェーン開発力を育てる。
Alga
DAO の作成・提案・投票・資金管理ができる自治プロトコル。市町村より小さな共同体を想定し、EVM 環境(特に Optimism)で動く。ERC-20 を通貨に選べ、スマホ版は zk-SNARKs の開発状況に応じて計画。落合渉悟が開発し、2022年3月に発表した。
コメント
- 出身研究室Coming Soon
- 投資家Coming Soon
- DEEPPOINT編集部Coming Soon
社史
11件2025
- 2025年1月3日出来事毎日新聞朝刊が1面と3面で、落合渉悟の提唱する自治 DAO を特集毎日新聞
2024
- 2024年3月28日商号変更合同会社sgから株式会社Ecdysisへ組織変更・商号変更。
- 2024年3月14日出来事日本経済新聞夕刊が Solidity House を特集。約30人の卒業生を送り出し、経済産業省の人材育成事業も受託していると報じる日本経済新聞
2023
- 2023年10月25日出来事Ethereum 改善提案 ERC-7546(Upgradeable Clone)を共同提案
- 2023年7月21日協業JPYCJPYC株式会社が合同会社sgと業務提携。落合渉悟がフェローとして参画し、開発体制の強化と開発思想の共有を進める。
2022
- 2022年5月出来事落合渉悟の著書『僕たちはメタ国家で暮らすことに決めた』(フォレスト出版)が刊行フォレスト出版
- 2022年3月16日上市・量産DAO の自治プロトコル「Alga」を発表
- 2022年3月15日創業合同会社sgとして法人番号が指定される(佐賀県嬉野市)。Solidity House の運営主体。
2021
- 2021年7月出来事落合渉悟が嬉野市へ移住し、古民家のブートキャンプ「Solidity House」を開塾
2019
- 2019年11月出来事『マスタリング・イーサリアム』日本語版(オライリー・ジャパン)に落合渉悟が訳者として参加オライリー・ジャパン
- 2019年6月6日採択代表の落合渉悟(当時 Cryptoeconomics Lab CTO)が東京大学ブロックチェーンイノベーション寄付講座の共同研究員に就任東京大学
