用語集
183語ディープテックと、暗号資産・ステーブルコインなどWeb3の専門用語を、要点と定義で1語ずつ解説します。各語から、関連する分野・企業・開催予定のイベントはディープテックDBへ、暗号資産やステーブルコインの語はトレジャリー企業DBとステーブルコインDBへ、解説記事は記事ページへたどれます。
183語が見つかりました
ディープテック
14語- ディープテック(Deep Tech)科学的な発見に基づき、実用化できれば社会課題を解く力を持つ技術と、それを事業にするスタートアップの領域。
- 大学発スタートアップ(University Startup)大学の研究成果や技術を土台に設立された企業。
- 大学認定ベンチャー(University-Certified Venture)大学が規程に基づき、学内発の企業に与える認定の称号。
- GAPファンド(Gap Fund)研究成果の事業化前を支える、大学運営の小規模な資金。
- TLO(技術移転機関)(Technology Licensing Organization)大学の研究成果を特許化し、企業へ橋渡しする仲介組織。
- 日本版SBIR制度(SBIR (Japan))国の研究開発予算をスタートアップへ振り向ける制度。
- NEDO DTSU(ディープテック・スタートアップ支援事業)(NEDO Deep Tech Startup Support)VCの出資と組み合わせ、実用化から量産実証を支えるNEDOの補助事業。
- JST START(JST START Program)大学発の起業と支援体制づくりを後押しするJSTのプログラム。
- J-Startup有望なスタートアップを選定し、官民で集中支援する経産省の枠組み。
- 補助金・助成金・委託(Grants, Subsidies and Contracts)国や公的機関が研究開発に出す、返済不要の資金の主な3形態。
- PoC(概念実証)(Proof of Concept)本格開発の前に、技術が成り立つかを小さく確かめる検証。
- TRL(技術成熟度レベル)(Technology Readiness Level)技術の成熟度を1から9で表す、NASA発祥の物差し。
- 死の谷(Valley of Death)研究成果が事業化へ進む途中で、資金不足から止まりやすい時期。
- 特許(Patent)発明を公開する代わりに、一定期間独占して使える権利。
AI
10語- LLM(大規模言語モデル)膨大な文章を学習し、人間のように言葉を扱えるAIの中核技術。ChatGPTなどの頭脳にあたる。
- 生成AI(Generative AI)文章・画像・音声などを新しく作り出すAIの総称。
- AIエージェント目標を与えると自分で考え、複数の作業を自動でこなすAI。
- Transformer今のAIの土台になっている、文章の意味を理解するための仕組み。
- ファインチューニング(Fine-tuning)完成済みのAIを特定の用途向けに追加学習させて調整すること。
- RAG(検索拡張生成)AIが外部の資料を検索しながら答える手法。最新・正確な回答を出しやすい。
- 推論(インファレンス)学習済みのAIが実際に質問へ答えたり処理を行ったりする動作。
- マルチモーダル(Multimodal)文章だけでなく画像・音声・動画もまとめて扱えるAIの能力。
- ハルシネーション(Hallucination)AIがもっともらしい嘘や事実と違う内容を作ってしまう現象。
- モデル蒸留(Model Distillation)大きく高性能なAIの知識を、小さく軽いAIに引き継がせる技術。
Web3
30語- DePIN(分散型物理インフラ)通信・電力・GPUなどの設備を個人が提供し合い、報酬を得る分散型の仕組み。
- ステーブルコイン(Stablecoin)法定通貨などに価値を連動させ、値動きを抑えたデジタル通貨。日本では電子決済手段に区分される。
- DAT(デジタル資産トレジャリー)企業がビットコインなどの暗号資産を会社の資産として保有し続ける財務戦略。
- mNAVDAT企業の企業価値が、保有する暗号資産の時価の何倍かを示す指標。
- ビットコイン・トレジャリー(Bitcoin Treasury)企業がビットコインを準備資産として保有する財務戦略。DATのうちビットコインに絞ったもの。
- BTCイールド(BTC Yield)1株あたりの保有ビットコインの増減を期間で測る、DAT企業の開示指標。
- ビットコイン(Bitcoin)2009年に稼働した最初の暗号資産。発行上限は2,100万枚。
- イーサリアム(Ethereum)スマートコントラクトを動かせるブロックチェーン。基軸の暗号資産はETH。
- ソラナ(Solana)高速・低手数料を特徴とするブロックチェーン。基軸の暗号資産はSOL。
- XRPXRP Ledger上の暗号資産。国際送金や決済向けに設計され、通称はリップル。
- 暗号資産(Crypto Asset)法定通貨ではなく、ネット上で売買・送金できる電子的な財産的価値。法律上の呼び名は2020年に仮想通貨から改められた。
- ブロックチェーン(Blockchain)取引の記録をブロックにまとめて連ねて、多数の参加者で共有・検証する仕組み。
- 暗号資産交換業者(Crypto Asset Exchange)暗号資産の売買・交換・管理を行う、金融庁・財務局に登録した事業者。
- ビットコインETF(Bitcoin ETF)ビットコインの価格に連動し、証券取引所で売買できる投資信託。
- RWA(現実資産のトークン化)不動産・債券・預金など現実の資産の権利を、ブロックチェーン上のトークンで表したもの。
- 法定通貨担保型ステーブルコイン(Fiat-Backed Stablecoin)法定通貨や法定通貨建ての資産を準備資産に持ち、同じ額を発行するステーブルコイン。
- 暗号資産担保型ステーブルコイン(Crypto-Backed Stablecoin)価格の動く暗号資産を過剰に担保に預けて発行する、仕組みが公開されたステーブルコイン。
- アルゴリズム型ステーブルコイン(Algorithmic Stablecoin)十分な準備資産を持たず、供給量の調整で連動を保とうとするステーブルコイン。
- 電子決済手段(Electronic Payment Instrument)改正資金決済法(2023年6月施行)が定めた、法定通貨建てのデジタルな決済手段。ステーブルコインの多くが該当。
- 資金決済法(Payment Services Act)資金決済に関わる事業の登録と利用者保護を定めた法律。暗号資産と電子決済手段の規律もここにある。
- JPYCJPYC株式会社が発行する円建てステーブルコイン。資金移動業型で、電子決済手段に区分される。
- USDT(Tether)Tether社が発行する米ドル連動のステーブルコイン。通称テザー。
- USDC(USD Coin)Circle社が発行する米ドル連動のステーブルコイン。日本では2025年3月に国内での取り扱いが始まった。
- GENIUS法(GENIUS Act)米国の決済用ステーブルコインに発行者の認可と準備資産を求める連邦法。2025年7月18日成立。
- MiCA(Markets in Crypto-Assets Regulation)EUの暗号資産規則。ステーブルコインは電子マネートークンと資産参照型トークンに分けて規律する。
- デペッグ(Depeg)ステーブルコインの価格が、連動させている通貨の水準から外れること。
- 準備資産(Reserve Assets)ステーブルコインの償還に備えて発行体が持つ、現金・預金・短期国債などの裏付け資産。
- 信託型ステーブルコイン(Trust-Type Stablecoin)信託財産の受益権をトークン化した、日本の電子決済手段に区分されるステーブルコイン。
- 預金型トークン(Tokenized Deposit)銀行預金の権利をブロックチェーン上のトークンで表したもの。銀行が発行する。
- CBDC(中央銀行デジタル通貨)中央銀行が発行するデジタル形式の法定通貨。日銀は実験段階で、発行は決めていない。
投資・金融
27語- 転換社債型新株予約権付社債(CB)株式への転換権がついた社債。DAT企業が暗号資産の購入資金の調達に使うことがある。
- MSワラント(Moving Strike Warrant)株価に連動して行使価額が見直される新株予約権。行使で株式が増え、持ち分が薄まることがある。
- IPO(新規上場)企業が株式を取引所に公開し、誰でも売買できるようにすること。
- VC(ベンチャーキャピタル)成長が見込めるスタートアップに出資する投資会社。
- 時価総額(Market Capitalization)株価×発行株数で表す、企業全体の市場での価値。
- PER・PBR株価の割安・割高を測る、代表的な指標。
- バリュエーション(Valuation)企業や事業の価値を評価・算定すること。
- ストックオプション(Stock Option)自社株を決めた価格で買える権利。社員への報酬に使われる。
- NISA投資の利益が非課税になる、個人向けの優遇制度。
- ETF取引所で売買できる、複数銘柄をまとめた投資商品。
- 機関投資家(Institutional Investor)年金や保険会社など、巨額の資金を運用するプロの投資家。
- 証券口座(Brokerage Account)株式や投資商品を売買するために開く、専用の口座。
- CVC(コーポレートベンチャーキャピタル)(Corporate Venture Capital)事業会社が自社資金でスタートアップに出資する仕組み。
- 大学系VC(University VC)大学の研究成果から生まれた企業に出資するVC。
- 資金調達ラウンド(Funding Round)スタートアップが出資を受ける、1回ごとの資金調達。
- シードラウンド(Seed Round)創業直後に受ける、最初の外部出資。
- シリーズA・B・C(Series A/B/C)シードの後に続く、成長段階ごとの資金調達ラウンドの呼び名。
- リード投資家(Lead Investor)資金調達ラウンドで条件を主導する中心の投資家。
- 第三者割当増資(Third-Party Allotment)新株を特定の相手に発行して資金を集める方法。
- J-KISSシード期の調達で使われる、新株予約権型の投資契約ひな形。
- ベンチャーデット(Venture Debt)新株予約権付きで受ける、スタートアップ向けの融資。
- セカンダリー取引(Secondary Transaction)既発行株を保有者から別の投資家が買い取る取引。
- イグジット(Exit)出資先の株式を売って投資を回収すること。IPOやM&Aなど。
- LP・GP(LP / GP)ファンドの資金を出す出資者と、運営して投資を担う側。
- ランウェイ(Runway)手元の資金で事業を続けられる残り期間。
- キャップテーブル(株主構成表)(Cap Table)誰が株式をどれだけ持つかを示す株主構成表。資本政策の土台。
- 東証グロース市場(TSE Growth Market)成長途上の新しい企業向けに設けられた、東京証券取引所の市場。
半導体・GPU
11語- 半導体(Semiconductor)電子機器の頭脳にあたる、電気を制御する基幹部品。
- GPU大量の計算を同時にこなすのが得意な半導体。AIに必須。
- グラフィックボード(Graphics Card)GPUを搭載した、PCに差し込む画像処理用の部品。
- リファレンス・オリファンメーカー純正設計(リファレンス)か、各社独自設計(オリファン)かの違い。
- ファウンドリ(Foundry)他社が設計した半導体を専門に製造する工場・企業。
- 先端プロセス(ナノメートル)半導体の回路の細かさ。数字が小さいほど高性能で最先端。
- AIチップ(アクセラレータ)AIの計算に特化し、高速・省電力に処理する専用半導体。
- HBM(広帯域メモリ)AI向けに大量のデータを高速でやり取りできる積層型メモリ。
- VRAMGPUが画像やAI処理のために使う専用の作業用メモリ。
- EUV露光(EUV Lithography)半導体に極めて微細な回路を焼き付ける、最先端の製造技術。
- クラウドGPUネット経由で必要な時だけ借りて使えるGPU。
ロボティクス
8語- ヒューマノイドロボット(Humanoid Robot)人間のような姿・動きをする人型ロボット。
- VLA(Vision-Language-Action)モデル見て・言葉を理解し・行動する、ロボットを動かすためのAI。
- ロボット基盤モデル(Robot Foundation Model)様々なロボットに応用できる、汎用的なAIの土台。
- アクチュエータ(Actuator)モーターなど、ロボットの関節を実際に動かす駆動部品。
- LiDAR(ライダー)レーザーで周囲の距離や形を立体的に測るセンサー。
- SLAM(自己位置推定)ロボットが地図を作りながら自分の位置を把握する技術。
- 自動運転レベル(Autonomous Driving Levels)運転自動化の度合いを0〜5で示す段階区分。
- エンドエフェクタ(End Effector)ロボットアームの先端の、物をつかむ手にあたる部分。
宇宙
6語物理・基礎科学
2語電力・エネルギー
10語- 核融合(Nuclear Fusion)太陽と同じ原理で膨大なエネルギーを生む、次世代の発電技術。
- スマートグリッド(Smart Grid)ITで電気の需要と供給を賢く調整する次世代の電力網。
- 全固体電池(Solid-State Battery)液体を使わず、安全で高性能な次世代電池。EVなどで期待される。
- 系統用蓄電池(Grid-Scale Battery)電力会社の送電網につなぎ、電気を大量にためておく大型の電池。
- 再生可能エネルギー(Renewable Energy)太陽光・風力・水力など、使っても枯れない自然由来のエネルギー。
- 電力小売自由化(Electricity Retail Liberalization)電気を買う会社を消費者が自由に選べるようになった制度。
- ペロブスカイト太陽電池(Perovskite Solar Cell)薄く曲げられる、日本発の次世代太陽電池。
- グリーン水素(Green Hydrogen)再生可能エネルギーで作る、CO2を出さないクリーンな水素。
- VPP(仮想発電所)各地の小さな発電・蓄電設備をまとめ、1つの発電所のように動かす仕組み。
- クライメートテック(Climate Tech)気候変動の解決を目指す技術やビジネスの総称。
気候・環境
5語量子
10語- 量子コンピュータ(Quantum Computer)従来とは全く異なる原理で超高速計算を目指す、次世代コンピュータ。
- 量子ビット(キュービット)量子コンピュータの計算単位。0と1を同時に表せる。
- 重ね合わせ(Superposition)0と1を同時に取れる、量子の不思議な性質。
- 量子もつれ(Quantum Entanglement)離れた量子同士が連動する不思議な現象。計算に活用。
- 量子通信(Quantum Communication)量子の性質を使い、極めて安全に情報を送る通信。
- 量子暗号(QKD)盗聴されると必ず分かる、原理的に破られない暗号技術。
- 量子ゲート(Quantum Gate)量子コンピュータで計算を行う、基本の操作。
- 量子誤り訂正(Quantum Error Correction)量子計算で起きやすいエラーを補正し、正しく動かす技術。
- 量子超越性(Quantum Supremacy)量子コンピュータが従来機を圧倒的に上回る計算をすること。
- アニーリング方式・ゲート方式量子コンピュータの2つの主要方式。得意分野が異なる。
医療・バイオ
10語- 創薬(Drug Discovery)新しい薬を研究・開発すること。
- 合成生物学(Synthetic Biology)生き物の仕組みを設計し、人工的に作り変える技術。
- mRNA体内でたんぱく質の設計図を伝える物質。ワクチンにも応用。
- ゲノム編集(CRISPR)遺伝子を狙って書き換える技術。医療や農業で活用。
- 再生医療(iPS細胞)様々な細胞に変化できる細胞を使い、失った組織を再生する医療。
- 医療AI診断や治療の支援に使われるAI。
- BioDAO生命科学の研究を分散的に支援・運営する、新しい組織形態。
- BMI(ブレイン・マシン・インターフェース)脳と機械を直接つなぎ、考えるだけで操作する技術。
- バイオマーカー(Biomarker)病気の有無や進行を示す、血液などから分かる目印。
- 治験(臨床試験)新薬を実際に人に使い、安全性や効果を確かめる試験。
サイバーセキュリティ
5語防衛
4語XR・空間コンピューティング
11語- XR(VR/AR/MR)VR・AR・MRをまとめた、現実と仮想を融合する技術の総称。
- VR(仮想現実)完全に作られた仮想空間に入り込む技術。
- AR(拡張現実)現実の風景にデジタル情報を重ねて表示する技術。
- MR(複合現実)現実と仮想を融合させ、互いに影響し合えるようにする技術。
- 空間コンピューティング(Spatial Computing)現実の空間そのものを操作画面のように使う次世代の操作技術。
- HMD(ヘッドマウントディスプレイ)頭に装着してVR/ARを体験するゴーグル型の機器。
- パススルー(Passthrough)ゴーグルのカメラで外の現実を映し出す機能。
- デジタルツイン(Digital Twin)現実の物や街を、デジタル上に双子のように再現したもの。
- ボリュメトリックキャプチャ(Volumetric Capture)人や物を立体データとして丸ごと撮影する技術。
- フォトグラメトリ(Photogrammetry)複数の写真から立体的な3Dモデルを作る技術。
- ガウシアンスプラッティング(Gaussian Splatting)写真から滑らかでリアルな3D空間を高速に再現する新しい手法。
ニューロテック
5語- ニューロモルフィックコンピューティング(Neuromorphic Computing)脳の神経回路をまねて、少ない電力で情報処理するコンピュータ方式。
- 脳波計測(EEG)(Electroencephalography)頭皮の電極で、脳の電気的な活動を時間を追って記録する計測法。
- 侵襲型・非侵襲型(Invasive / Non-invasive)脳の信号を、手術で電極を入れて読むか、頭の外から読むかの区分。
- ニューロフィードバック(Neurofeedback)自分の脳活動を見ながら、望ましい状態に近づける訓練法。
- ニューロモデュレーション(Neuromodulation)電気や磁気などで神経の活動を調整し、症状を抑える治療法。